■ 2011/09/06(Tue) 20:07

子供の頃のおさまりの悪い話

小学生くらいの頃「キングレオ」っていう
ドラゴンクエストのモンスターが書いてある
ウノみたいなカードゲームがはやっていた
雨の日の休み時間になるとそれでワ―キャー言いながら遊んでるグループがあった
友達のほとんどいない自分はそれが羨ましくて仕方がなかった
そこで「キングレオ」を買えばそうなれると思いこんで
子供の小遣いでは到底購入する事の出来ない「キングレオ」を買った
母親の財布から金をくすねて

結果はすぐに出た
自分のまわりはワ―キャー言いながら楽しむグループの様にはならなかった
そして今度は「モンスターバトルリーグ」を買った
また母親の財布から金をくすねて
同じような事を何度か繰り返して
何をやっても変わらない事に気づくが
楽しみのために金をくすねる癖が残った
そんなある日いい加減母親も気付く
その頃には楽しみのために買ったカードゲームやら何やらは
たいして仲のいい訳ではない誰かにあげてしまっていた
母親は火山の様に怒り狂っている
自分の手元には何も残っていない
ごめんなさいと泣き叫ぶほか何もできなかった
さんざんにひっぱたかれた
定期的な小遣いはもらっていなかったので
おばさんやおじさんから小遣いが貰えるイベントのごとに
母親に返金する事になった
自分の目の前をただただ金が通り過ぎていく
お年玉も全額通り過ぎて行った

思い出したから書いてみた